peanut table 製作過程 5

make grooves

一番太いのが反り止め用のあり棧を入れる溝、細くて長いのが引き出しを吊るための棧の溝,ごく短いストッパーを埋め込む溝, の加工が終わりました。それぞれ深さ,長さ,形が違いますのでルーターのビットを取り替えて行います。 必要なところは角を直角にノミで落としておきます。

 

set crosspeice

蟻棧を仕込みます。天板の反りを防ぐ役目と,この場合はこの棧に脚を取り付けます。天板が自由に動けるように,接着剤は一切塗布しません。棧と溝の篏合度がこの仕口の命です。緩くてがたがあれば反り止めになりませんし,固すぎると仕込む途中で棧のほうが破壊されてしまいます。

 

close the dovetail groove

蟻溝の口を埋めます。棧の両方に7〜8ミリのすき間を空けます。天板の無垢材はこのあとさらに3〜4ミリ棧に沿った方向に縮み、その後一定の範囲で収縮を繰り返します。そのため棧が反りを止めようとしている相手の板にぶつかって割ってしまわないようにこの隙を作っておきます。

finish the groove end

口を埋めた木片を周りの形に合わせて整形します。

plane the top

天板表面を鉋で仕上げます。このテーブル天板は柾目材を使っているので,鉋がけは比較的楽です。

(1) (2) (3) (4) (5) (6)